ミキ日記

御木茂則のブログです。

Panavision LCND 可変ND

 Panavision LCNDの6stopの可変ND、これ良さそう!
ワイヤレスでNDを制御をする発想はなかったなぁ。アイリスを変えないで済むというのが素晴らしい。
どういう制御方法なのか、興味が尽きない。
ソニーの可変NDと同じ仕組みだと思うのだけど、この大きさのフィルターサイズで普通にマットボックスに入れて使うことが出来るようになっているのがすごい。
 
手持ちやステディカムで中から外へ追いかけたり、いろんな条件の撮影で使うことを思い浮かべることが出来る。


https://www.youtube.com/watch?v=POVfNDdru-8

『バーニング 劇場版』(イ・チャンドン)、ようやく観れた!
劇場版って?なんだ?海外では去年の初夏に公開しているのに今更公開って?イ・チャンドンの新作が1館のみってどういうこと?という憤りはあるけど、海外で先に観た方からは、とにかく良いことしか聞いてなくて、期待満々で映画館へ
その期待は裏切られることはなく、もう歯応えがすごくて、いつまでも咀嚼をしたくなる。イ・チャンドン村上春樹の原作に囚われず、且つ原作の敬意は失わず、そして80年代の原作を現代へ翻案したすごさ。出てくる人たちがクソで冴えないのも素敵すぎる。
ギリギリ攻めてる映像も素晴らしすぎる、特に夕暮れ時の長回しに戦慄する。映画を観ていることが快楽である作品。自分の知覚を総動員して観て、観た人それぞれの解釈が生まれる作品、これぞ映画。
カンヌ国際映画祭、『バーニング』ではなく、『万引き家族』が選ばれたことは奇跡と思った。
今年はまだ観ている映画は5本とすごく少ないのだけど、大当たり続き。

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『ファースト・マン』(デミアン・チャゼル)と桜田五輪相の「がっかり」発言

アメリカの宇宙ものの名作は近年だけでも、『ゼロ・グラビティ』『オデッセイ』『インターステラー』とあるけど、いずれも人に寄り添った演出を見せてくれる。
チャベル監督の『ファースト・マン』はさらに削ぎ落とすような形で進めた作品だと思う。史上最大のプロジェクトの中にいる最少単位である個人アームストロング船長に徹底して寄り添う演出を見せてくれた。
有名な月面に立つ宇宙飛行士とアメリカ国旗の写真、『ファースト・マン』ではこの国旗を立てる場面はないし、国旗が出てくるのは引き絵のワンカットだけ。この描写だけでもチャベル監督の意図がわかる。この映画がアメリカとソ連の宇宙競争の勝利の象徴、現代の英雄物語を美化して描くのが目的ではないことを。

対して金メダル候補の競泳の池江璃花子選手の白血病公表について、五輪の「盛り上がりが若干下火にならないかと心配」「本当にがっかりしている」と、人よりもメダルや五輪を慮る発言をした桜田五輪相の視点は真反対に思えます。
この人が映画を作ったら、人を物語の駒のように進めるつまらない映画しか撮れないと思う。桜田氏は映画監督ではなく政治家ですが、どんな職業でもどこに視点を持って生きていくのかは大切なことで、そのことを私が考える場合は映画で考えるのが一番楽なので、例えさせていただきました。

正義漢面してうっとおしい投稿ですが、あんまりにもあんまりだと思ったのでほざかさせていただきました。

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寒桜

寒桜がもう咲いていた。
家の近辺は紅葉すらまだなのに。

寒桜は冬の景色で彩りを与えてくれるので大好き。
最近出会った文、寒桜に関してではないけど。

靖国の桜はソメイヨシノですな。私はソメイコシノがあまり好きではないんです。なんというかあまりに華美で、自己主張が強すぎる気がするんです。人工的な感じもします。その点、山桜はいい。素朴で、ひっそりと、控めに、昔からそこにいるかのように優しく咲いてます。風景の中で浮き上がることなく、自然と調和している。」

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『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映

先週金曜日に『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映を観てきました。大満足です!!
上映前にフィルムセンターの学芸員の方から、映画に関しての解説。そのときに50年前初公開時のシネラマで観た方はいますか?と声をかけたら、数人の方が手を挙げられたので、みんなで拍手をしました。
最前列に座り、幕が上がるときからワクワク、スリットスキャンで陶然とする。没入感が尋常でなく、映画館で映画を観ることの楽しさを堪能です。
早朝から当日券取るために並ぶことから始まり、一本の映画を観るのに1日がかり、こんなこと二度とないでしょう。
明日明後日で日本では終映、今まで以上に混雑が予想されますが、それでもこの映画を70mmフィルム上映で体験するのは、大きな宝になると断言!
今回の上映に尽力した全ての人たちに感謝します。

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築地市場最終日

何度も美味しい朝ご飯を食べたり、買い物をした築地市場の最終日。混んでいると分かっていたけど、高はしの穴子丼を食べに行った。
8時開店だから、7時前に行けば大丈夫かと思ったが、既に開店していて100人ぐらいの行列。
豊洲での捲土重来を期して撤収。三代目もブログで、「高はしは、豊洲に移転するだけです」と言ってたし。
ついでと言っては失礼だが、いつもは行列がない吉野家一号店も今日は30人ぐらい出来ていた。
お腹ぺこぺこのまま、場内を少しだけ歩きました。市場にはもう入れないけど、あそこで美味しい牡蠣を買ったなぁとか、余韻に浸ってました。

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